ゴルフスイングの問題点を矯正する5 オーバースイング
オーバースイングとは、トップ・オブ・スイングでクラブがヘッドの方に下がってしまうことです。
プロゴルファーでもオーバースイングの選手はいます。私の知っているところではアメリカのジョン・デイリー(デーリー)選手です。
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彼は飛ばし屋で、トップでシャフトの角度が体の正面から見て地面と平行よりもさらに深くなっています。
また、横峯さくらはかなりのオーバースイングです。特にドライバーショットでは、トップでクラブヘッドがかなり下がっています。
ただ、これらの選手がトッププロとして活躍しているように、オーバースイングのゴルフスイングがすべて悪いというわけではありません。
例えば体が柔らかいためにスイングが深くなりすぎ、オーバースイングになるのはあまり問題はないと思います。
ただし場合によってはリバースピボットの原因になるかもしれないのでご注意を。
問題なのは、グリップの両手の一体感が失われて、両手が離れ気味になってしまうことによるオーバースイングです。
高松志門プロはゆるゆるグリップを提唱されていますが、私もグリップは適度にゆるいほうがよいと思います。
ただ、ゆるゆるグリップとトップでのオーバースイングは違います。
トップで両手が離れ気味になってオーバースイングになると、飛距離も方向性も失われてしまいます。そのため、アマチュアゴルファーにとっては直して(矯正して)おきたいものです。
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オーバースイングの矯正法は
さて、どうやって矯正すればよいでしょうか。実は、正確不動法のゴルフスイングではオーバースイングは起こり得ません。
なぜなら、正確不動法ではトップの位置が3時(通常のスイングでのハーフスイング)と低いところにあります。そしてオーバースイングは高いトップでクラブの重みが下にかかるために起きます。
そして、正確不動法ではトップが低いので、オーバースイングにはなり得ないというわけです。
なお、正確不動法以外のオーソドックスなスイングづくり=高いトップを目指しておられる場合には、次のような矯正法があります。
第一に、練習場でオーバースイングになっていないか確かめることです。素振りをしながら、毎回チェックすれば、矯正できるでしょう。
第二に、スイングをもう少しコンパクトにして、1時か2時くらいのトップに収めることです。大きすぎるトップがオーバースイングの原因ですから、それを少しコンパクトにすれば、オーバースイングは出なくなります。
コンパクトなトップで十分
昔のスイング理論では、トップではクラブシャフトが地面と平行になるように、と言われていました。しかし最近では、アイアンはもっとコンパクトなトップがよいといわれています。
ドライバーでも、シャフトが地面と平行になるまで深くしなくても、もっとコンパクトなトップでも十分飛ばせると思います。
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