10年フジサンケイクラシックで薗田峻輔が8割スイング
スポンサード リンク
(日本経済新聞10/9/4から引用)(フジサンケイクラシック2日目)この日ベストの65をマークした額賀辰徳が3アンダーの6位タイに浮上。(中略)尾崎将司は1打及ばず予選落ちした。
前日に「明日はアウトでアンダーを」と話していた石川だが、苦手意識があるのか、1番でダブルボギー、3番(570ヤード)では2オンに成功しながら、ツアー初の4パットでボギーとつまずいた。
スポンサーリンク
(中略)(薗田峻輔は)ドライバーショットが安定しているのが心強い。休み明け2戦はショットが曲がり優勝争いに加われなかった。原因は「振りすぎ。距離を求めてブレていた」。
初優勝したミズノよみうりでは8割スイングでフェアウエーキープに専心していたのを思い出し「ここに来て初心に戻った」という。飛距離より方向性重視。
フェアウェーに運べば、アイアンをピンに寄せられる。
16番(パー3)では10メートル以上のバーディーパットが4メートルオーバー、返しも外した。3パットボギーが2回。それでも「チャンスで決められているから」と深刻には受け止めない。
速くて傾斜の読みづらいグリーンは、だれもが手を焼いている。(以下略)
まずは6位タイに浮上した額賀辰徳選手。屈指の飛ばし屋だそうです。
ジャンボこと尾崎将司プロは、過去にお金のトラブルに見舞われたり、腰を痛めたりとなかなか大変な状況だと思いますが、飛距離にこだわって戦う姿は励みになります。
スポーツ選手にはヒール(悪役)もいないとつまらないです。ジャンボさんが悪役かどうかは別としても(笑)、アクの強い選手は貴重です。
ところでジャンボは昔、プロ野球選手でした。ちなみにプロレスのジャイアント馬場さんもそうです。
ウィキペディアによると、尾崎はCDも出しているそうです。これはちょっと意外でした。
パットに苦しんだ石川遼
石川遼はドライバーの調子はよかったのですが、パットが苦しかったようです。パー5で2オンはさすがです。
570ヤードですから、ドライバーが320ヤード飛んだとしても残りは250ヤードもありますね。クラブはスプーンか、あるいは4番ウッドとかロングアイアンでしょうか。
ところが4パットもしてしまったんですね。ということはボギーですか。プロは3パットするのも珍しいので、よほどタッチが合わなかったのでしょう。
8割スイングの薗田峻輔
石川遼の高校の先輩の薗田峻輔が調子がよいです。ショットが曲がっていた原因はクラブを振りすぎていたからだそうです。
初優勝のミズノよみうりはプロ転向から確か5試合目でした。こんな短期間で優勝とはすごいですね。プロツアーは全国の逸材が挑んでいますが、それでも一生優勝できない選手が多いのですから。
本当にプロスポーツを見ると、「世の中は厳しいな」と思います。
さて、園田選手が初優勝できたのは、8割しか振らないスイングにしたからです。おそらくスイング自体もコンパクトにしたのでしょう。例えばドライバーのフルショットをスリークォーターにすれば、ちょうど8割くらいの力加減になります。
これですと、飛距離はもちろん落ちますが、フェアウェイキープ率が高くなります。飛ばしてフェアウェーを外してラフに行ってしまうより、少し飛ばなくてもフェアウェイに置いたほうが、確実です。
そうすれば、よいライから次のショットを打てるからです。そうすればアイアンやウエッジでの飛距離も計算どおりに飛びますし、スピンコントロールもできます。
一方、パットは難しかったようです。4メートルオーバーは厳しいですが、速いグリーンでは仕方ないでしょう。
返しのパットとは、パッティングをしてカップをオーバーしたあと、そこからカップに打つパットです。パットには「ネバーアップ、ネバーイン」という言葉があります。
カップに届かない短すぎるパットでは、絶対にカップインはできない。だから少しオーバーするくらい強くパッティングしろという格言です。
実際には速いグリーンでは特にこれはやりにくいのですが、オーバーするくらいのパットを打っている選手のほうが、スコアを上げると思います。
ちなみにカップを外れても30センチメートルくらいオーバーするのが、一番よいパットの強さと言われています。
ちなみに返しのパットで1打で入れるためには、その前のパットを打ったあと、パッティングライン(ボールの転がり方)をよく見ておきましょう。かといってヘッドアップしてはいけませんが。
このラインをよく見ておけば、返しのパットを打つときの参考になるからです。
スポンサーリンク