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飛距離ではなく正確なゴルフで賞金王になったキム・キョンテ

飛距離ではなく正確なゴルフで賞金王になったキム・キョンテ


(読売新聞10/12/6から引用)(賞金王になったキムキョンテの)ドライバーの平均飛距離はツアー60位の277ヤード。決して飛ぶ方ではないキムキョンテの武器は、正確なショットと、ぶれない心だ。
「攻撃的なゴルフじゃない」と自認する。ティーショットをフェアウエーに置き、パーオンさせてチャンスを待つ。

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「ミスショットしても、気持ちが残らないように努めている」。厳しい表情をほとんど変えないプレーぶりから、韓国では「鬼」と呼ばれた。
昨年まで、日本ツアーでは2位が5度。「また勝てないんじゃないか」と弱気になったというが、5月のダイヤモンドカップで挙げた初勝利が、飛躍のきっかけとなった。
「今年の目標は、賞金王ではなく1勝だった。自分のゴルフがうまくなっていると感じる」。(中略)
(石川遼は)前年賞金王として迎えた今季、前半はなかなか優勝争いに加われず、「『それが実力だ』と思う自分と、『賞金王がこれではいけない』という自分がいた」と振り返る。
苦しみ抜いて達したのは、「まだ努力が足りない」という謙虚な気持ち。
(中略)シーズン中、「ゴルフ以外のことを考えたら悔いが残る」と全ての時間をゴルフのために費やしてきた。
(中略。藤田寛之は)1メートル68と体は大きくないし、若手のように飛ぶわけでもないが、その分、共感を覚える同年代からの声援は多い。それを力に変えた。
「社会の中でも40歳代は、上下に挟まれて迷う年代。勇気や希望を与えられればうれしい」。(中略)
ふだん、自らを「脇役」と称するベテランが、主役になった。18番を包んだ拍手は、例年以上に温かかった。

2010年のシーズンが終わり、賞金王が決まりました。

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みごとに賞金王に輝いたのは、韓国のキム選手です。彼のドライバー飛距離は277ヤードですから、確かに飛ぶ方ではありません。

しかし、正確なアイアンショット、巧みなアプローチとパットで、着実に勝利を重ねました。彼のプレーは、多くのアマチュアゴルファーにも参考になると思います。

飛距離を伸ばすのは大変です。ある程度までは飛ぶクラブやボールにしたり、スイングを大きくすれば可能です。しかし、それによって正確性を失ってスコアを落とすこともあります。

そして、本格的に飛距離を伸ばすなら、筋力トレーニング、ストレッチによる柔軟性アップも必要です。体格に恵まれていないと難しいこともあります。

スコアアップへの近道

その点、小技を磨いたり、アイアンの正確性を高めることはどなたでもできます。そして、飛距離がさほどなくても、確実なゴルフをすれば賞金王になれるということを示してくれた点で、金選手の功績は大きいと思います。

ティーショットをフェアウェーに置くことを重視するのは、当サイトの正確不動法の目指す所でもあります。

彼の韓国でのあだ名が鬼というのは意外でしたね。鬼の意味合いが違うのかもしれません。

そんな彼でも、2位が続いて勝てないんじゃないかと悩んだそうです。2位というだけで私から見ると素晴らしい成績だと思いますが、やはり1位と2位の違いは大きいんでしょうね。

今年の目標は1勝することだったキムが、それを成し遂げた途端に調子を上げたわけです。今後の活躍が楽しみです。

賞金ランキング3位の石川遼

石川は、最終戦の日本シリーズJTカップで大量のバーディーを奪っていましたが、最終日の途中からショットが曲ってしまい、スコアを落としました。

引用記事には彼の葛藤が書かれています。前年の賞金王ということは、相当のプレッシャーがあったでしょう。勝って当然とみなされることはつらいはずです。

しかし石川選手の偉いところは、謙虚なところです。「それが実力」と考えることも、なかなか難しいことです。

そして、自分の努力が足りないと考えてさらに努力を重ねるところがやはり非凡です。なにしろ、そうでなくてもひと一倍の努力をしているのですから。

すべての時間をゴルフに費やしたというのもすごいですね。普通、お金や名声が手に入ると、どうしても享楽的になってしまうものですが、彼はそうではなく、自分を律しています。

おごることなく、自分を客観視している石川。さらに一回り成長しそうです。

藤田寛之

賞金ランク2位に加えて、念願の国内メジャータイトルを手に入れました。藤田寛之は頑張っていますね。

日本シリーズ最後のパットは、距離は60センチと短いものの、グリーンの傾斜が急なので文字通り震えるものでした。

距離が短く、急な下りですから、普通はちょこんと打つところです。しかし、もしそうするとカップ2、3個分は切れたそうです。

そこで、大きくオーバーする覚悟で強く藤田は打ちました。それが功を奏して、猛追する谷口徹をかわして優勝したのです。

もしこのパットが外れていたら、もう1パットで入れてもプレーオフに持ち込めました。しかし、それは考えずに強く打ったわけです。

その勇気が勝利をもたらしました。

私も藤田寛之プロを応援しています。小柄ですが努力を惜しまないところに共感するからです。

若い選手が活躍するのはよいことですが、それだけでは面白くありません。ベテランゴルファーの活躍をどんどん見たいです。

引用記事には90年以降の賞金王が掲載されています。それを見ると、93年の飯合(めしあい)肇プロ以外は、99年まで尾崎将司と尾崎直道が占めています。

これには驚きました。98年にはジャンボ尾崎が51歳で賞金王になっています。

ベテランと10代、20代の若手が同じ土俵の上で戦える、それがゴルフの大きな醍醐味だと思います。

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