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ゴルフは勝ち続けるのが難しいスポーツ

ゴルフは勝ち続けるのが難しいスポーツ


ゴルフというスポーツは不思議な特徴があります。それは、一人の選手が続けて勝利するのがとても難しいということです。

例えば野球でいえば、イチロー選手は毎シーズン3割以上の打率を誇っています。

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F1でも、ミヒャエル・シューマッハは安定した勝利を積み重ねていました。

バスケットボールでも、アメリカプロバスケ(NBA)の神様、マイケル・ジョーダンは毎試合平均30点以上の得点を挙げていました。

一方、ゴルフはあるトーナメントで優勝した選手が、次の試合でも勝つということはほとんどありません。ある試合で圧倒的な勝利をあげたゴルファーが、次の試合で予選落ち、ということはざらです。

なぜゴルフでは勝ち続けることが難しいのかということを考えてみますと、いくつかそれらしい理由を考え付きました。

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メンタルの要素がとても大きい

第一に、フィジカル面だけでなくメンタル面の比重が大きいということです。フィジカル面の割合が大きなスポーツであれば、身体能力にものをいわせて安定した成績を出すことができます。

一方、ゴルフは精神面の影響が大きく、すこしの緊張でも筋肉が固くなり、スイングがぎこちなくなってしまいます。また、特に緊張するのがパッティングで、他のスポーツにはあまりみられない「イップス」もあります。

ちなみにイップスとはしびれともいわれ、パットを打つときに手が震えて打てなくなってしまうことです。

このようにメンタル面が他のスポーツよりもはるかに重要なために、4日間の試合で疲れ切った勝利者は次の試合で心のエネルギーが切れてしまうのではないでしょうか。

繊細なスポーツ

第二に、それとも関係しますが、ゴルフは繊細さが求められるスポーツです。すこしでもグリップに余計な力が入れば球は曲がりますし、スイングのタイミングが狂っても球筋がおかしくなります。

アプローチでもプロの厳しいコースセッティングでは、ボールの落としどころが数センチ違っただけでハザードから出すべきボールが出せなかったりということがあるはずです。

このようにゴルフはドライバーショットでも、アプローチやパッティングでも繊細さが求められます。

そのため、ほんの少しの差で強豪の競い合っているプロゴルフでは、何試合も続けてその繊細さを保つのが難しいのだと思います。

そしてその微妙なフィーリングやタッチがすべてうまく噛み合ってはじめて、勝利できるわけです。

総合的な強さが必要

第三に、これも前記のことと関係しますが、勝利には総合力が不可欠だということです。

たとえばバスケットボールで、NBAにデニス・ロッドマンというユニークな選手がいました。もともとはデトロイト・ピストンズのバッド・ボーイズの一員でしたが、マイケル・ジョーダンに誘われてシカゴ・ブルズに入った選手です。

ロッドマンはリバウンドの天才で、自分より背の高い選手よりもはるかに多くのリバウンドを奪っていました。

ところが、彼はディフェンスも上手いのですが、シュートは全然だめなのです。たぶん私よりも下手くそです(笑)。ロッドマンが短いフィールドゴールを決めて、両手を挙げて喜んでいたシーンがありましたが、それだけ彼のシュートが入らないということです。

まさに一芸に秀でた面白い選手でした。

野球でもバントや守備の名手だった巨人の川相選手のように、得意分野で活躍する、という選手がいます。

ところがゴルフは個人競技なだけに、個々の力を結集してチームで勝つ、ということができません。

いわば、ゴルフは一人で監督、攻撃、守備をすべてやるようなスポーツです。

そのため、ある試合で勝つにはその時点でショットが安定し、小技も巧みで、コースマネジメントも練り、パットもしっかり決めるという総合的な強さが必要です。

これはいかに能力の高い選手であってもなかなかできることではありません。

以上のように、ゴルフは技術に繊細さが求められ、またメンタル面の崩れがすぐにその繊細さを狂わせます。そして、全ての面で4日間安定した強さを出せた者だけが勝てます。

そのため、そうした条件を続けて保持するのがとても難しいので、ゴルフは続けて勝つのが難しいのだと思います。

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