ミスショットをしても余計な言葉や動作はしない
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(「銀のゴルフ」から引用)良かれ悪しかれ大声を出しオーバーアクションを繰り広げるゴルファーが少なくない今日この頃。
ただ中部自身はどんなショットが出ようがどんなスコアでホールアウトしようが、ただ淡々とラウンドを続けるのみである。
「中部さんは喜怒哀楽というものがないんですか?」私はなるべく余計なことは言わないことにしているんです。(中略)ちくしょうだの、よっしゃだの、ナイスだの…。
(中略)言葉というものは口に出すとその人自身に跳ね返ってきます。その結果心に油断や緊張をきたす恐れがあります。
「確かにナイスと叫んだ途端心が緩んだり、くそっと口走った途端怒りで心がどす黒くなったり…」
心が変化するとショットに必ず良からぬ影響が現れます。(中略)どんなに良いショットが出ようがどんなに悪いスコアを叩こうが、余計なことは言わない、余計な動作はしない、余計なことは考えない。
それが私の流儀です。(中略)淡々とした心でラウンドすることの難しさと楽しさを味わった時、結果として良いスコアがあなたにプレゼントされているかもしれませんよ。
うーん、またも中部銀次郎さんの深い言葉です。
私もどちらかと言えば言葉や動作に気持ちを表してしまいますが、反省しないといけませんね。
私はナイスショットを打ったときはそうでもないですが、ミスをするとやっぱり「くそっ」となってしまいます。
ただ、中部さんは気持ちを表すのもゴルフスタイルだとおっしゃっています。
気持ちをよく表すゴルファーといえば、タイガー・ウッズでしょう。拳を突き上げたりカップに吸い込まれるボールを指さすなどの派手なガッツポーズは彼の代名詞です。
日本でも谷口徹や石川遼は派手なガッツポーズを見せてくれます。
ただ、タイガーの場合ガッツポーズでなく調子が悪い時の態度やマナーが問題です。以前からミスショットをするとクラブを投げ出す、地面に投げつける、地面を叩くといった姿が見られます。
また、悪態をついて叱られたこともありました。
プロ選手のマナー
まあ、プロスポーツにおいては悪役(ヒール)も魅力的な存在です。プロレスやボクシングはとくにそうです。野球でもすぐに投手につっかかっていく打者がいます。
バスケットボールでも、NBAのデニス・ロッドマンは特異な存在でした。7色に染めた髪型、特にデトロイト・ピストンズ時代の反則まがいのディフェンスなど。ただ彼はリバウンドの名手でした。
ヒールも試合を盛り上げてくれるので必要な存在かもしれません。ただ、ゴルフは他のスポーツよりマナーにうるさいです。もともとイギリス紳士のスポーツですから当然です。
それを考えると、やはりタイガーのマナー違反などは見過ごせません。アマチュアの模範で有るべきプロゴルファーならなおさらです。
タイガーも最近、スキャンダル発覚以来初めての優勝を遂げました。私も彼の圧倒的な強さに魅せられた一人なのでウッズを応援していますが、マナーも改善してくれることを願っています。
やはりマナー違反というものは見ていて不愉快です。日本のジャンボ尾崎もマナーを破ることで有名でしたが、最近は石川遼選手もマナーが悪いことを指摘されています。
これはとても残念なことです。ゴルフを盛り上げるのならマナーを破ることではなく、強気で攻めて行くようなプレーで盛り上げてほしいものです。
ゴルフのメンタル面
さて、話が横道にそれてしまいましたが、タイガーのように怒りを表に出すようでは、なかなか勝つことは難しいでしょう。
中部さんのおっしゃるように、心の乱れがショットの乱れに直結するからです。ゴルフスイングはとても繊細な動きなので、少しの違いがショットを狂わせます。
理想は落ち着いた、リラックスした心でスイングすることです。そうすると、体もリラックスしますから、体の捻転もグリップの力も適度なものになります。
一方、ミスが続いたりすると、心が緊張します。そうすると体も緊張して、動きが悪くなり、ショットもおかしくなります。
このように、ゴルフはメンタル面(心理的要素)の影響が大きいスポーツなのです。
女子ツアーの賞金女王、アン・ソンジュはメンタルコーチの指導を受けていますし、宮里藍もそうです。やはり心が安定しないとゴルフで勝ち続けるのは難しいでしょう。
そして、ミスしたときに怒りを言葉に出してしまえば、それによって自分自身が影響を受けるということはあると思います。
逆に、その場で悔しさを言葉に出さないように注意すれば、そのうちに悔しさも消えてしまうでしょう。
このように、余計なことは言わない、余計な動作をしないという中部さんのやり方のほうが、どうもスコアアップできそうな気がします。
セルフコントロールの実践法
ただ、どうやったら中部さんのように淡々とプレーできるかといわれれば、とても難しい気もします。長い修養の賜物かもしれません。
それでもその実践法を考えてみますと、当サイトの正確不動法では、スイングがコンパクトでスイング軸がぶれないため、ミスショットが激減します。
その結果、ミスをしてカッとなることも減ります。
また、正確不動法ではショットの際に尾骨の位置と角度を動かさないことだけに集中しますので、雑念が減って集中力が増します。
そのため、正確不動法を実践するだけでも、心が落ち着いてプレーできると思います。ゴルフはショットのときに緊張してあがることもありますが、そういう時にも効果的です。
もう一つ、ミスをすると悔しさのあまり「くそ!」とか言いたくなりますが、そのときには自然と筋肉も緊張します。そこで、そういう言葉を言う前に、深呼吸を意識的にしてみるのはどうでしょうか。
深呼吸をするとリラックスできるので、悔しさもそのうちに忘れてしまうでしょう。
セルフコントロールはゴルフに限らず重要ですが、中部さんを見習って私も余計な言動をしないようにしたいと思います。
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