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アプローチはトスのイメージで転がす

アプローチはトスのイメージで転がす


(「銀のゴルフ」から引用)
「中部さん! ここから何番で寄せたらいいんでしょう?」そうですね、手の5番が一番いいんじゃないですか?

「手…の、ご冗談を!」 いえいえ、だまされたと思って一度、試してみてください。

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(そこで手でトスするようにボールを投げてみると、寄っていった。)さて、何か気がつきませんでしたか?

「いつも僕は高い球でアプローチしているのに、今は自然に低くトスして転がしました」

これはあのベン・クレンショーを教えた故ハービー・ペニックのレッスンのマネなんですが、一度トスを体験すると転がしがいかに有効か身にしみて理解できますよね。

「するとここからのクラブ選択は?」 いまの球筋を表現するクラブが一番だということになります。(中略)「5番アイアンとか?」

はい! 私はアプローチでは5番からパターまで使いますよ。不器用ですからなんとかの一つ覚え。同じ構えで同じ打ち方、カラーの内側30センチあたりに落ちて転がることを想定してクラブを取り替えるだけ。(引用終わり)

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今回は中部銀次郎さんが、アプローチの具体的な方法を教えてくださっています。実はこの後、中部さんの珍しいギャグが登場するのですが、それは「銀のゴルフ」の本をご覧になってください。

どこにボールを落とすか

今回はランニングアプローチの重要性と、その感覚をトスで掴むというお話です。

ちなみにボールを手で投げて、アプローチの感覚を養うという方法は、グレッグ・ノーマンも「ゴルフ100マジック」という著書の中で紹介していました。

私も実際にトスをしたことがありますが、引用文の中にあるように、カップとの間にバンカーなどがない限り、なるべく低く転がした方が、安全に寄せられることを実感します。

また、ランニングアプローチでは、打ち出した最初はボールがロフトの分、少し上がります。その後地面に落ちたボールが転がることになります。

どこにボールを落とすか

そこで、どこにボールを落とすかが大事になってきます。この点、トスの練習をすると、結局グリーンエッジを少し過ぎたところにボールを落として、転がる部分を多くするのが一番安全だという結論になります。

中部銀次郎さんははっきりと、カラー(エッジ)の内側30センチのところ、とおっしゃっています。

そして、あとはアプローチを打つ場所からカラーの内側30センチまでの距離に応じて、クラブを選択するだけになります。

具体的には、その距離が長くなれば5番アイアン、短ければウェッジということになります。

シンプルで確実な方法

中部さんはほとんどの場合、ランニングアプローチを使っておられたそうです。アマチュアの最高峰に輝くには、まぐれでは絶対に不可能です。ショットの調子が悪くても、風が強くても、スコアを崩さない真の実力が問われます。

その真の実力を発揮するためには、無駄や虚飾を徹底的に廃して、失敗の確率の低い確実な方法が必要である、と私は中部さんに教えていただいている気がします。つまり、シンプルな方法です。

「単純な機械ほど壊れにくい」というような言葉があります。確か物理学者の寺田寅彦のものだったと思います。ゴルフでも、一流のプロなら別でしょうが、シンプルな技の方が失敗が少ないのは間違いありません。

中部銀次郎さんもあれだけの腕前なのですから、ピッチショットなどを多用しようと思えばできたはずですが、それでもほとんどの場合はランニングアプローチだったのです。

まさにこれ以上ないほどシンプルな方法だと思います。やはり中部さんに習って、アプローチは原則としてランニングを選ぶのがよいと思います。

なお、ランニングでは無理な場合について。ボールとグリーンエッジとの間にバンカーなどのハザードがあると、ランニングでは寄せることができません。

そこで、ボールとエッジとの間の手前の方にバンカーがあれば、ピッチエンドランを選択します。ピッチ(ボールを上げること)でキャリーでバンカーを越えられるからです。

次に、ピッチエンドランではキャリーでバンカーを越えられない場合には、ピッチショット(ロブショット)を使います。例えばグリーンエッジのすぐ手前にバンカーがある場合です。

アプローチは高く球を上げるほど、難しくなります。やはりランニングアプローチを第一選択にしましょう。

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