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2011年全英オープンの開幕前情報1 日本選手

2011年全英オープンの開幕前情報1 日本選手


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(日本経済新聞11/7/10から引用)石川遼は(中略)強風下でも安定したショットを放ち、かつての風に弱い印象は拭い去った。
(中略)”お土産”も持ち帰った。「全米オープンで、いいパット練習法をみつけた」。ショートパットで、カップを2等分し、左右交互に入れる練習がそれ。集中力を高めるにはもってこいらしい。

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ショットに関しても「右手の角度を変えず、手首を使わずにスイングできればいいショットが打てる」ことを再確認できた。
(中略)勝負どころでなぜショットを曲げてしまうのか。自分で答えを探しださなければならない。ただ、コーチの勝美さんは「随所に素晴らしいプレーが出る。今まで2回に1回あった悪いショットが3回に1回に。全英には期待している」と話す。
(中略)OBが少なく、林もない全英コースは「全米オープンより自分に合っている」と石川。
(中略)全英切符をつかんだのが平塚哲二(39)だ。2009年からアジアツアーと”二足のわらじ”を履いている。
昨年はアジアで3勝、賞金ランク5位と大活躍。
(中略)食あたり防止のため抗生物質の服用が欠かせないインドなど、厳しい環境にもかかわらずアジアを転戦する。
(中略)今回は全英前にフランスオープン(15位)、スコットランドオープンと欧州ツアーで2戦。「欧州の賞金シードも取りたいと思っている。3試合でちょっと稼いでシードに近づけたら」。
海外メジャー賞金は日本、アジア両ツアーにも算入されるから”一石三鳥”だ。
あの一試合で河井博大(ひおお、39)のゴルフ人生は一変した。国内メジャーの日本プロ選手権日清カップヌードル杯(5月)でツアー初優勝。
(中略)師匠と慕う田中秀道が米ツアーを転戦していた頃、ソニーオープンでバッグを担いだり、米本土へ応援に行ったことがある。
「グーセンやガルシアが練習する姿を間近で見て、明らかにレベルが違う、井の中の蛙だと思った」
(中略)プロ16年目の涙の初Vに「感動した。勇気をもらった」というファンの声をずいぶん聞いた。きら星・石川とは対極の「苦労人のスター」になら、なれるかもしれない。
(中略)全米オープン開幕日に42歳の誕生日を迎えた藤田寛之は、またも苦い思いを味わった。8オーバー、145位と初日の出遅れを挽回できず、メジャー大会では前年の全英オープンから4戦連続予選落ち。
2005年にメジャー初出場を果たしたのが全英で、今回で3回目。地面が硬いからティーショットをフェアウェーに運びさえすればランを稼げ、飛距離のハンディを補える。
グリーン周りでは、転がしのアプローチなど得意の小技も生かせる。
先月のミズノオープンは9位。悩みの種のショットの曲がり幅を多少は抑えられるようになったという。(以下略)

2011年全英オープンの開幕前情報です。といっても、もう全英オープンは終わってしまったのですが…。一応、結果を知らないという前提で書いていきます。

まず、全英での日本選手のこれまでの成績です。青木功は3回も7位に入ったんですね。尾崎将司も79年に10位と立派な成績です。

ちなみにジャンボ尾崎は飛行機が得意でなかったそうですね。実力ではもっと海外で活躍できたと思います。

そして、最高は82年の倉本昌弘の4位です。惜しかったです。ちなみに海外メジャーでの日本人最高成績も4位です。

石川遼や池田勇太など若手も育っているので、近いうちに日本選手のメジャー制覇を見てみたいものです。

石川遼

さて、石川遼。去年の全英でも全米でも、強風に影響を受けて苦しむ場面がありました。

特に全英はパットのときにボールが動いてしまうほどの風が吹きます。もちろん風はどの選手にも影響がありますが、特に石川は飛距離アップのために高弾道のショットを打ちます。

そのため、風の影響をもろに受けてしまうのです。それを克服したのはさすが、と思いますが、一体どんな対策をしたんでしょうか。

可能性として考えられるのは、パンチショットとはいかないまでも弾道の低い球筋にした、あるいはロングアイアンを使ってウッドよりバックスピンを効かせた、くらいでしょうか。

次にパッティングの練習法です。以前にも、石川はパットの練習器具を使っていたそうですが、これほどのプロになっても練習法を試行錯誤するんですね。

新しい練習法は、カップを2分割して左右に交互に打つというもの。これはよさそうですね。

パッティングは普通のショットと違い、球が曲がるということはありません。曲がるのはグリーンの傾斜や芝目によるもので、あとは打ち出し方向に沿ってまっすぐ転がるだけです。

そのため、飛球線に沿ってまっすぐ打つことができれば、あとは距離感だけを考えればよいのです。

そして、ショートパットをまっすぐ打てれば、ロングパットも同じ事です。というわけでショートパットを丹念に練習するプロゴルファーは多いです。

普通はショートパットの練習でも、1メートルくらいをカップに入れるという方法が普通です。石川の方法はこれにさらに工夫してあるんですね。

石川遼の方法なら、さらにパットの精度を高めることができそうです。

手首を使わないのが大事

次に、石川選手は右手の角度を変えず、手首を使わずにスイングしているとあります。この点については当サイトでもリストターンは使わないで解説しています。

手首を使うというのは、インパクトの際に手首をこねるようにすることです。

リストターンを使うと、自分の意志でクラブフェースを閉じる(クローズにする)ことができます。そのため、スライスが連発すると、どうしても手首を使いたくなってしまいます。

しかし、これには大きな問題があります。リストターンを使うタイミングと手首をこねる大きさによって、ショットがばらついてしまうのです。

そのため、正確なショットとは程遠くなり、最悪の場合には一打ごとにフックとスライスが交互に出ることにもなりかねません。

ショットが右に左に乱れるというのは、石川遼や宮里藍などの一流選手も出る症状です。

遼くんもショットの調子が悪いときにはついつい手首を使ってしまう、と話していました。しかし、それから脱却したところは素晴らしいです。

常に向上心を持ってスイング改善に取り組んでいるので、さすがだと感心します。

さて、アマチュアゴルファーの場合はなおさら、手首は使わないことをおすすめします。それだけでも方向性と距離感が抜群に安定します。

具体的には、インパクトの際に手首を動かそうとせずに、ただグリップに余計な力が入らないようにしておけばよいです。

リラックスする方法

次に、石川が勝負どころで球を曲げてしまうことについて。彼のような一流選手でもこうなってしまうところがゴルフの難しいところです。

やはり、ここで勝負が決まるというような場面では、どうしてもプレッシャーがかかってしまいます。賞金で生活し、勝つために必死の努力をして、さらにスポンサーの期待もかかっているプロは、なおさらです。

すると、筋肉が硬くなってしまったり、自分のリズムで打てなかったりしてスイングが狂ってしまうのでしょう。

こればかりは、場数を踏むより他はないのでしょう。

ただ、プロもいろいろとメンタルトレーニングを取り入れています。例えば宮里藍がそうですね。こうしたことは効果があると思います。藍ちゃんも好調ですし。

われわれアマチュアの場合にも、プロのようなプレッシャーはかかりませんが緊張してスイングがおかしくなることはよくあります。

その対策を考えますと、まずは正確不動法の場合、尾骨の位置と角度を動かさないことだけに集中しますので、余計な雑念がなくなります。

すると、比較的平常心でスイングできるはずです。

また、打つ前に何回か深呼吸をするのも効果的です。あるいは呼吸の数を数えたり、単に数を1から10まで数えるという方法もあります。

ちなみに深呼吸をしながらその数を数えるのは、仏教の禅宗のお坊さんが数息観(すそくかん)という名前で座禅のときに行っているそうです。

なかなかリラックスするのは難しいものですが、こうした方法はけっこう効果があると思います。ちなみに日常生活でも使えます。

平塚哲二

続いて平塚哲二です。アジアツアーにも参戦しているとは知りませんでした。海外でも活躍されているのですごいですが、なぜアジアツアーにも参加しているのでしょうか。

わかりませんが、一つには日本での試合が少ないのかもしれません。どんどん試合に出たい選手には確かによさそうです。

でも移動が大変ですね! 記事にあるように心身がタフでないと難しいでしょう。

平塚選手もインドでは食あたり防止のために薬を飲んでいるそうです。これも大変ですね。そういえば、女優の菅野美穂さんは一人でインドにも旅行にいくそうですが、やはり下痢してしまったそうです。

そして平塚は全英前に欧州ツアーにも参加しています。これで欧州にも参戦したら、まさにどんどん試合に出られそうです。

海外メジャーの賞金は日本とアジアの両方に算入されるんですね。もちろん欧州にも算入されるでしょう。ということはメジャーで上位に行けば、日本、アジア、欧州どれでも賞金王争いができるかもしれません。

河井博大

次は河井博大です。日本プロでの優勝は劇的でした。私は以前、週刊誌でツアープロは大変だという記事を読んだことがあります。人によりけりだとは思いますが、経費だけで毎年1千万円ほどはかかるそうです。

ということはそれプラス生活費を稼がなければいけません。各地を転戦しますから自宅に帰れることもあまりないでしょう。

そしてそれだけ努力をしても、石川遼のように上位に行って多額の賞金を獲得できるのはほんのひとにぎり。

そのため、せっかくプロになっても勝てずにやめてしまう選手も多いそうです。本当の競争社会だと思いました。

河井選手もなかなか勝てませんでしたが、やっと勝利を、それもメジャーで掴みました。簡単に諦めてはいけないな、と私も励まされた思いです。

河井の師匠は田中秀道なんですね。田中選手は小柄ながらアメリカPGAで頑張っていました。

河井がすごいと思ったのは、初優勝後もいくつかの試合で優勝争いにからんできたことです。ゴルフは絶好調でも続けて上位に行くのは非常に難しいですので、よほど河井選手は調子がよいんだなと思いました。

この調子でコンスタントに活躍を続けていただきたいです。私もスポーツにおいて、苦労を重ねてやっと栄冠をつかんだという選手が好きです。

藤田寛之

続いて藤田寛之です。藤田はこのところ続けて海外メジャーに挑戦しています。それは国内で上位に顔を連ねているということでもあります。

それだけ好調なだけに、本人もメジャーで上位に行きたいと語っていました。

全米オープンで苦戦しても、それだけやる気がでてきているそうなので頼もしいのですが、私も藤田選手はもっとメジャーで成果を出せるだけの実力があると思います。

それだけになかなか結果が出ないのは歯がゆいです。

海外メジャーでも例えばマスターズは、オーガスタの距離が長い(改修工事で更に長くなった)うえに、ラフがほとんどありません。

そのため、比較的飛ばし屋有利の大会です。

一方、全英は記事にもあるように、まずフェアウェイが硬いです。そのため、飛距離で不利な日本選手でもボールが転がって、ランが出やすいです。

ちなみにランとはボールが地面についた後に転がることです。そのため、飛距離不足を補うことができます。

また、ホールのあちこちに深いバンカーや茂み(ブッシュ)があるので、飛ばしてもそこに入れてしまうことがあります。

加えて、グリーンがとても大きいので、パットやアプローチの小技がものをいいます。

こうしたことから全英は藤田に向いていると思います。

ただ、このところ彼はショットが絶不調なようで、大きく曲がるとやはりメジャーでは厳しいものがあります。

なんとか持ち味のしぶとさを生かしてがんばっていただきたいです。
続き:2011年全英オープンの開幕情報2 外国選手

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