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2011年全英オープン3日目の結果、ゴルフスイング中に体が開くことの原因と問題点

2011年全英オープン3日目の結果、ゴルフスイング中に体が開くことの原因と問題点


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(日本経済新聞11/7/17から引用)(全英オープン3日目は)6人の日本勢でただ一人予選を突破した池田勇太は10番まで1バーディ、4ボギーで通算3オーバーと3打スコアを落としている。
全米オープンに続くメジャー2連勝のかかるロリー・マキロイ(英国)は11番終了で2オーバー。前日首位タイのダレン・クラーク(英国)は1番をバーディ発進した。

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台風のような横殴りの雨がたたきつける。3日間で最もタフなコンディション。(中略)すさまじい暴風雨に池田も福田キャディーと笑うしかない。
1,2番はパーでやり過ごしたが3番(パー3)で第一打がグリーン左ラフにつかまりボギーが先行した。逆風の4番(495ヤード、パー4)ではドライバーショットを左ラフに曲げた。
距離も長いしピン奥12メートルに3オンするのがやっと。連続ボギーもしかたがない。
(中略)「パーをとっていく」と考え、じっと我慢のプレーを続けるだけだ。
(中略、石川遼は)フェアウェーキープ率は2日間平均で54%(33位)と高いのに、パーオン率は31%で最下位。
高弾道のショットは風の影響をうけやすい。強風下でプレーを続けているとスイングは微妙に狂ってくる。
「体が開いてフェースが開く。自分のスイングがまだまだ固まっていないから崩れてしまう」。リンクスの硬いフェアウェーからアイアンをコントロールするのに苦しんだ。
「プロ4年目で、結果を無意識に求める自分がいる」と石川。「結果を気にする技量じゃないのに」。(以下略)

全英オープンの第三ラウンドです。最近のメジャー優勝者では、2日目終了時点でカイマーが3アンダーで3位です。マキロイは途中ですが2オーバーですか。これはメジャー連続優勝は難しそうです。

ゴルフというスポーツは、調子がよくても続けて勝つのは非常に難しいです。

池田勇太は2日目を終わってイーブンで19位ですから素晴らしいです。横殴りの雨の中のラウンドですから、選手には大変ですね。

ただ、「自然の中であるがままの状態でプレーする」のがゴルフの精神です。それに、こうしたタフすぎるコンディションで一流選手が苦しむのを見るのが私の密かな楽しみなのです(笑)。

それにしてもこれだけ厳しい状況ですと、やはりリンクス慣れした英国選手に優位なのでしょう。

4番はすごいですね、500ヤード近くあるのにパー4ですか。おまけに逆風とはこれは2オンは難しいです。池田選手には我慢のゴルフを続けてもらいたいです。

石川遼

次に石川遼です。スイング改造もあって好不調の波が激しいようです。ちなみに海外メジャーでは連日好調、ときどき絶好調でないと勝てないと思います。

石川は2日目に4オーバーにまで戻したんですね。これはさすがでした。予選カットラインは3オーバーだったので、後一打だったんですが、そこから崩れてしまったようです。

フェアウェーキープ率は54%でも高いんですね。この大会の難しさがわかります。

その一方でパーオン率が低いということは、ドライバーはよかったのにアイアンがまずかったのでしょう。

全英は風が強いので、石川遼もパンチショット気味に低弾道の球を打ってくるかと思いましたが、そうではなかったようです。

高弾道の球では風が強いほど不利になってしまうでしょう。

体が開く原因

スイングで体が開くという点について。体が開くというのは、ダウンスイングで本来は左足の踏み込み、下半身がアドレス時の状態に戻る(つまり自分から見て正面を向きます)、上半身とクラブがアドレス時の状態に戻るという順番になります。

ところが、手打ちのゴルフスイングになってしまうと、下半身が戻ったあとに上半身が戻ってくるのではなく、一気に体全体とクラブがアドレス時の状態に戻ってしまいます。手打ちが体が開く原因だといえます。

そうなると、第一に飛距離が出ません。下半身と上半身の捻転によるエネルギーを使えず、自分から上半身を戻してしまうからです。つまり「ため」がないのです。

第二に、フェースが開きます。本来のスイングでは下半身がアドレス時の状態に戻ったあと、上半身とクラブが遅れて戻ってきます。その後、シャフトのしなりがなくなったところでインパクトするので、ストレートが出ます(正確不動法の場合)

一方体が開いてしまうと、本来のゴルフスイングよりインパクトのタイミングが早くなってしまいます。すると、このときにシャフトはまだしなっている状態なので、フェースが開いてしまうのです。その結果、球筋がスライスかよくてもフェードになります。

なお、体が開いてしまうのを矯正する(直す)には、手打ちの矯正法をご覧ください。

石川の場合には体が開いてしまう原因は手打ちではないかもしれませんが、スイングが固まっておらず、また風にショットが流されてしまうので、心理的にスイングが崩れてしまったのかもしれません。

私ごときが言うのもなんですが、遼くんも強風のラウンドでは低弾道のパンチショットを使ったほうがよいのではないでしょうか。

高弾道のショットでは、風の影響が大きいので、1打ごとに風を読み、風に曲げられる幅を計算した上で、風に乗せるなり風と逆方向にインテンショナルを打つなりという対策をしないといけません。

これを4日間、大舞台で続けるのは身体的にも精神的にもきついと思います。

その点、パンチショットなら風の影響をあまり計算しなくてよいです。また、パンチショットを使わない選手に風が強い時ほど大きな差をつけることができます。

今後の糧に

石川選手も羽川豊プロがおっしゃっていたように、経験を経てゴルフの怖さを知ってきたように思います。そういうことを知らないほうが余計なことを考えずに、無心でプレーでき、結果を出せることも多いです。

何かを始めたての人が成果を出すことを「ビギナーズ・ラック」といいますが、それも同じ理屈かもしれません。

しかし、石川もプロ4年目で、いろいろな失敗も重ねています。その知識や経験が雑念となって勝負どころでのミスの原因になっているのかもしれません。

ただ、これを乗り越えれば、彼持ち前の向上心もあって、今後の勝利への糧になるのではないかと思います。

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