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アメリカで奮闘する宮里美香と上田桃子

アメリカで奮闘する宮里美香と上田桃子


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(日本経済新聞10/11/10から引用)

プロ2年目で、米ツアー転戦にも慣れた宮里美香が、(中略)9月のアーカンソー選手権で自己最高の3位に入ると、日本女子オープンで待望のプロ初優勝を遂げた。
国内メジャーを制し、自信を膨らませた。(中略)最近5試合でトップ10入りが4回ある。

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(中略)「アグレッシブに攻めきれている。そうじゃなかったら、私のゴルフじゃない」
一方、米ツアー3年目の上田桃子は苦しいシーズンだ。(中略)ひざを痛めたことも影響、思うようなゴルフがなかなかできない。
コーチを代えるなど試行錯誤し、苦境打開に懸命だ。シーズン終了後に取り組む予定だったスイング改造にも前倒しで着手した。「緊張したときに曲がらないスイングをつくる」。
ツアーで勝つため、弾道を高くし、よりコントロールの利くショットを打てるようにするのが狙いだという。
(岡本綾子氏の文章より)1987年11月の米女子ツアー最終戦、(中略)強烈なプレッシャーに襲われ、ラウンド中、体が震えながら2位に入りベッツィ・キングを逆転、賞金女王を手にできた。
米ツアーの仲間に祝福され、ものすごくうれしかった。(中略)賞金女王レースまっただ中の宮里藍選手も、充実した気持ちで毎日プレーしているだろう。
(中略)昨年までと違うのはパッティング。今季は大事なパットをことごとく決めている。グリーンを外し5~6メートルを残してもピンチをしのいでパーセーブする確率は高い。
トーナメントでは、まさに「パットは命」と痛感する。
彼女はどんなグリーンでも的確にラインを読み、狙ったところに正確なストロークで打つことができる。ラインの読み違えはかなり少なく、外れるのはたぶん、タッチの差だろう。集中力が素晴らしい。
本人も話していたが、ドライバーショットで以前は30ヤードフックしていたのを、10ヤードの幅でコントロールできるようになったのも大きい。
アイアンは、ミドルアイアン以下の精度が高くなった。ウェッジのクラブさばきは巧みで、日本にいたころからアプローチはかなりうまかった。
小柄でパワーがない分、ラフの深いタフなコースになるとちょっと苦戦している。課題はあるにしても、自分で何とかできる範囲のものにはきちんと対処し、コースマネジメントに秀でている。

(以下略、引用終わり)
アメリカ女子ツアーで戦っている宮里美香、上田桃子選手についてです。

宮里美香

まずは宮里美香。広大なアメリカを自分で車を運転して転戦していますが、その苦労が身を結んできました。

日本女子オープンでみごとに初優勝。初勝利がメジャーですから、よろこびも大きいでしょう。そして大きな自信になったと思います。

なにしろスポーツは結果がすべてですから、結果を出すまでは自分のプレーが正しいのかがなかなかわかりません。

結果、つまり勝利や上位入賞を果たしてはじめて、自分の取り組みが正しかったと思えるのです。その点では、やはり初勝利というのはとても重要だと思います。

その後も、国内外の試合で上位に入っており、実力が安定していると感じます。やはり次の目標はアメリカツアーでの優勝でしょう。この成績を見ると、その日も近いはずです。

攻撃的なゴルフが彼女の持ち味。攻めなかったら自分のゴルフじゃない、というのはとてもかっこいいですね。どちらかといえば私は守りのゴルフですので、一度言ってみたいセリフです。

ただ、やはり多くのアマチュアゴルファーにとっては、安全性を重視する守りのゴルフを貫くほうが、スコアアップの近道だと私は確信しています。よほどショットの練習やラウンドに心血を注げる方は別ですが。

スイング改造に取り組む上田

一方、上田選手は苦戦していますね。しかし、スポーツに浮き沈みはつきものです。特にゴルフは、強い選手でもずっと勝ち続けることは非常に難しいです。
参考:上田桃子選手の公式ブログ

膝を故障してしまったんですね。タイガー・ウッズも以前、左ひざを痛めて手術を受け、その後ひざに負担の少ないスイングに改造していました。

ゴルフのスウィングは体の捻転によって生まれたエネルギーを左ひざで逃さないようにしますので、特にプロは膝への負担は大きいのでしょう。

緊張すると球が曲がるわけ

そして彼女がいま取り組んでいるのが、スイング改造です。緊張したときになぜショットが曲がるかといえば、心の緊張が体も緊張させてしまうからです。

そうなると、インパクトのタイミングが狂ったり、バックスイングの大きさが変わったり、グリップに無駄な力が入ったりしてしまいます。

その結果、ボールが曲がってしまうのです。それではどうすれば緊張しても曲がらないスイングをつくることができるのか? 

残念ながら私には分からないのですが、勝手に想像すると、例えばスイングのテンポをゆっくりにしたり、一定にする練習をするというものがあります。

宮里藍のスイングはプロの中でもかなりゆっくりなテンポですね。緊張するとスイングリズムが無意識に早くなってしまうので、この練習は効果的だと思います。

球筋をフェードにすると

あるいは球筋を変えるのかもしれません。例えばドローヒッターが球筋をフェードにすれば、飛距離は減りますが、曲がりにくくなります。

弾道を高くして、コントロールできるショットを打てるようにするとありますから、球筋をフェードにするという可能性は高いと思います。

あるいは、球筋を変えなくても、弾道を高くする方法はあります。具体的には、ボールの位置を左に寄せるとか、アドレスで右足への体重配分を大きくするというものです。

ただ、右足に体重を多くかけるのは、アマチュアゴルファーではあおり打ちの原因になりかねず、あまりおすすめはしません。

次に岡本綾子さんの書かれた文章です。米国に渡って賞金女王とは、本当にすごいと思います。

やはりあれだけの選手でも、賞金女王がかかっていると体が震えるんですね。2位に入って逆転したということは、3位以下では駄目だったわけですから、すごいプレッシャーです。

パッティングがうまい宮里藍

宮里藍はパッティングがとてもよいようですね。グリーンを外して5、6メートルを残すというのは、例えばパー4のセカンドショットをバンカーに入れてしまい、そこから出したものの、グリーンのカップから離れたところにしかつけられなかった、というような場合でしょう。

この場合、1パットで入れないとボギーになってしまいますが、それを入れてくるのですから、強いわけです。5,6メートルもあるパットを沈めるのは私にはとても無理です…。

「パット・イズ・マネー」(パットが入ってこそ賞金が得られる)とはよく聞きますが、お金どころか命なんですね。確かにパットの1打1打に選手生命がかかっているといっても過言ではありません。

確かに宮里藍が3パットをしてしまうというような場面はほとんど見たことがありません。彼女もパットのストロークがおかしくなると、父の優さんにチェックしてもらうそうです。
参考:宮里優ゴルフスクール

やはりパットが彼女の強さの源泉のようです。

ショットの正確性も向上

ショットも良くなっているそうです。藍ちゃんはドローヒッターですが、30ヤードフックしていたのを10ヤード幅でコントロールできるようになったとのこと。

30ヤードですと、フェアウェイを外してラフやバンカーに入れてしまうことが多くなってしまいますが、それをコントロールできるようになったとはすごいですね。

どうやってそれが達成できたのか知りたいところですが、当然企業秘密ですよね(笑)。

アマチュアが曲がり幅を小さくするには、例えばスイングをコンパクトにする、ドライバーをロフトの大きなものに換えるなどが考えられます。

ただ、ロフトを大きくすると、飛距離が減ってしまうでしょうから、宮里選手がそれをするとは考えにくいです。

アプローチの上手さにも定評があります。一方、さすがにラフの深いコースでは苦戦しているんですね。

フェアウェイを常にキープできればよいですが、それは現実には非常に難しいです。すると、ラフに入れてしまうことになります。

そうなると、深いラフではパワーがないと出すだけで精一杯、グリーンに近づけるのは難しいということになります。

ただ、どんなプレーヤーでも向き、不向きのコースはありますから、これは仕方がないとも思います。太い腕をしているアメリカPGAの男子選手でも、深いラフでは手首を痛めてしまうそうですし。

小技が巧みで、ショットもより正確になっているのですから、宮里藍の快進撃は今後も続きそうです。

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