飛距離を追求しすぎると手打ちになりやすい
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私のゴルフスイングにおける持論は、「飛ばそうとすることがさまざまな問題を引き起こす」ということです。当サイトをご覧になっている方には耳にたこができる話ですが…。
今回は、飛ばそうとすることで、手打ちになってしまいやすいという点を解説します。
○多くのアマチュアが手打ちのスイング
多くのアマチュアゴルファーは手打ちのスイングをしている、とはよく言われます。以前読んだ本には、確か9割のアマチュアは手打ちだ、と書かれていました。
それくらい、手打ちのスイングはなりやすいものなのです。
手打ちはなぜいけないか
それではなぜ手打ちはいけないのでしょうか。この点については手打ちを矯正する方法に書いておりますので、ここでは簡単にご紹介します。
理由は第一に、飛距離が出ないからです。ただ厳密には、手打ちの方が飛距離を出せることもあります。
私が初めてゴルフをしたのは、父親に連れられて練習場に行った時です。確か中学生だったと思います。
私はただついて行っただけなのですが、父が「ちょっと打ってみるか」というので、生まれて初めてクラブを握ったのです。
番手は5番アイアンでした。初めてにしては難しい番手を渡されたものです(笑)。普通は初めて打つなら9番アイアンくらいがよいと思います。
さて、スイングの理論など全く知らない私は、一応オーバーラッピング・グリップの仕方だけを教わって、完璧に手打ちでボールを打ちました。
そうしたら、なんとボールは低弾道で力強く真っ直ぐに飛び、150ヤードほどは飛んだのです。
もちろんこれはまぐれでした。その後、ゴルフを本格的にはじめたときには、スライスやプッシュアウトなどを連発しました。
このように、手打ちでもまっすぐ、遠くまで飛ばすことはできることもあります。しかし、それはいつまでもは続きません。
ここで手打ちはなぜ飛距離が出ないのかに戻りますと、ボディーターン(体の捻転)によるエネルギーを使うことができないからです。
手打ちの場合、捻転ではなく、回転と手の力で飛ばそうとしますので、無駄な力を入れずにボディターンで飛ばすゴルファーよりも、飛ばせないのです。
方向性が失われる
手打ちがいけない理由の第二は、正確性(方向性と距離感)がばらばらになってしまうからです。先程の私の例では、たまたまボールがまっすぐに飛びました。
しかし、それはまず続きません。なぜなら、手打ちでは打つたびに、力の入れ具合や力を入れるタイミングによって、球筋や飛距離がまったく違ってしまうからです。
あるときはスライス、あるときはフックというような球では、ボールがどこに飛ぶか分からないので、よいスコアも出せるはずがありません。
このように、ゴルフのスコアメイクに必須の飛距離と方向性が、手打ちでは失われてしまうのです。
さてそこで、なんとか手打ちを解消しなければなりません。その矯正法については、当サイトの正確不動法を実践していただければ直せるはずです。
飛ばそうとするとなぜ手打ちになりがちか
次に、飛ばそうとすると、なぜ手打ちになりやすいのかを書いてみます。
飛ばそうと思うと、ボディーターン・スイングをマスターしている人は別として、本能的に手に力を入れます。
そのため、知らず知らずのうちに手打ちになってしまうのです。
そして、面白いことに、ゴルフはグリップに力を入れると、かえって飛ばなくなってしまいます。
なぜなら、手に力の入った「ガチガチグリップ」では、シャフトのしなりによるエネルギーを使えないからです。
また、インパクトでフェースが開いてしまいがちになりますので、スライスになってしまうからです。スライスになれば飛距離は出ません。
高松志門プロはゆるゆるグリップを提唱していらっしゃいますが、実際グリップは無駄な力を入れない方が、球がまっすぐ、遠くに飛ぶのです。
このように、飛距離を出したい → 手に力を入れる → かえって飛ばないという、禅問答のような不思議さがゴルフにはあるのです。
力を入れて飛ばそうと思うと飛ばない。逆に言えば、「そんなに飛ばさなくていいや」とリラックスして打つと、かえって飛距離を出せるのです。
直感を裏切るところがゴルフの難しいところでもあり、面白いところでもあります。
飛ばしを捨てると飛ばせる
そこで結論ですが、「まっすぐ飛ばしたい」「飛距離を出したい」とお考えなら、飛ばそうと力まないことです。飛ぶところまで飛べばいいやと開き直って、力まずにクラブを振ってみましょう。
すると、曲りの少ない球筋で、ほどほどの飛距離を出せるのです。
これがプロの場合には、筋力トレーニングをしたり、ストレッチングで関節の可動域を広げるといったことをします。もちろんそれは、ボディターンによるスイングができている、という前提があるからです。
アマチュアの場合には、飛ばそうとせずに、ボディターンによるスイングをただ身につければ十分だと思います。そうすれば、手打ちから脱却できるのです。
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