ホーム » 正確不動法 理論編 »

飛ばし屋ゴルファーの球が曲がりやすい理由

飛ばし屋ゴルファーの球が曲がりやすい理由


スポンサード リンク

ゴルフとは面白いもので、飛ばし屋=勝てるというわけではありません。もちろん飛ばせれば次のショットを番手を下げて短いクラブで打てるので有利なのは間違いありません。

ただ、ゴルフは飛ばす人はボールが曲がりやすくなり、飛ばない人はボールが曲がりにくいものです。

スポンサーリンク

なぜそうなのかを考えてみます。まず、飛ばそうとしてドライバーを握った場合と、正確性を考えてスプーン(3番ウッド)を使った場合で考えてみます。

すると、ドライバーは第一にロフト角が小さいです。ロフトが小さいと、バックスピン量(縦方向のスピン)が少なくなるので、サイドスピン量(横方向のスピン)の影響を受けやすくなります。

そのため、ロフトの大きなスプーンより、ドライバーの方が曲がるのです。

シャフトが長い

第二に、ドライバーはスプーンよりもシャフトが長いです。そのため、シャフトのしなりも大きくなるので、インパクトでフェースが開いたり閉じたりする度合いも大きくなります。

そのため、ドライバーショットはフェースの開閉の度合いでスライスしたり、フックしたりした場合の曲がりが大きくなります。

第三に、ドライバーはシャフトが長い分、飛球線後方から見ると、シャフトが寝た感じになります。つまり、横振りに近いスイングになります。

すると、例えば野球のバットでボールをたたくときに、上から縦にボールを叩けば縦方向に回転がかかりますが、横から叩けば横方向に回転がかかります。

それと同じ理由で、ドライバーの方がスプーンよりサイドスピンが強くかかります。

これらの理由で、番手の大きなクラブで打つほうが、曲がりやすいといえます。

フェース・ローテーション

続いて、同じ番手のクラブで飛ばし屋とそうでないゴルファーが打った場合を比べてみましょう。

飛ばし屋はおそらくフルショットで振るでしょう。具体的には、スイングを正面から見たときにクラブシャフトと地面とが平行になるくらいまで深く捻転させるでしょう。

ちなみにこれよりもスイングが深くなると、オーバースイングです。

一方、飛ばさないゴルファーはスリークォーターくらいのスイングに留まるでしょう。

飛ばし屋のスイング

さて、飛ばし屋の深い、大きいスイングは、第一にフェース・ローテーションが大きくなります

すなわち、トップ・オブ・スイングで飛ばし屋のスイングはスイングが深い分だけ、クラブフェースが大きく開いた形になります。

そのため、そこからインパクトでフェースをアドレス時の状態=スクエアまで戻さないといけません。

しかしトップでのフェースの開きが大きいだけに、インパクトでフェースが戻りきらずに開くことが多いです。そうすると、大きなスライスになってしまいます。

第二に、飛ばし屋はヘッドスピードが速いので、その分シャフトのしなりも大きくなります。すると、その分だけインパクトでフェースが開いたり、閉じたりしてしまいます。これも曲がりの原因となります。

第三に、リストターン(手の返し)を使っている飛ばし屋の場合、それを上手に使えれば、ボディーターンによるエネルギーに加えて、手首を返す力も使えるのですから、飛距離が伸ばせるでしょう。

しかし、リストターンは返す度合いやタイミングによって、インパクトでのフェースの向きが変わってしまいます。その結果、曲がりが大きくなることもあります。

第四に、やや極端な例ですが、大きくスエー(スウェー)する飛ばし屋の場合です。

スエーとは、バックスイングで体が右(飛球線後方)へ動くことです。動いた分だけ上手くダウンスイングで元に(左に)戻せれば、その戻る力をボールに加えられるので、飛距離をアップできるかもしれない、と私は思っています。

ただ、私はスエーしないようにしていますので、あくまで仮説です。

ゴルフにも野球と同じく一本足打法がありますが、この打法では大きくスエーします。

このようなスイングで仮に飛距離を伸ばせるとしても、一方でインパクトが不安定になるのは避けられません。そのため、これも球が曲がる原因となります。

だいたい以上のところが飛ばし屋が球を曲げやすい原因といえます。

飛ばし屋が勝つとは限らない

ゴルフの奥深いところは、飛ばし屋が必ず勝つというわけではないことです。名前は忘れてしまいましたが、アメリカPGAツアーのドライビング・ディスタンス1位の選手は平均300ヤードをはるかに超えています。

しかし、彼が連戦連勝という話は聞きません。(追記:彼の名はバッバ・ワトソンです。飛ばしにこだわる姿は大好きです)

その理由は、やはり飛ぶ選手は曲げやすいからでしょう。

そう考えると、最強のゴルファーとは飛ばせるが、いざ曲げたときにミスをリカバーできる。そしてアプローチやパッティングも上手。ドッグレッグホールなどではインテンショナルショットも巧みに使い、場合によってはドライバーをティーショットで使わないというような戦術にも長けている選手ということになりそうです。

つまり、飛ばせるだけでなく、アイアンショットの正確性や飛ばしにこだわらない柔軟性など、総合的な能力が必要だということです。

20代の頃のタイガー・ウッズはまさにそんな選手でした。最近は圧倒的な強さに陰りがみえていますし、マナーの悪さも目に付きますが、かつてのタイガーの強さをまた見たい、と思います。

スポンサーリンク


サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)