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10年日本オープンでの石川遼のコースマネジメント

10年日本オープンでの石川遼のコースマネジメント


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(10/10/14読売新聞の、「第75回日本オープン」前の石川遼のインタビューから引用)
(中略)日本オープンのセッティングは独特だ。「狭いフェアウェー、深いラフ、小さく硬いグリーン、というコースは苦手意識があったが、今年の中日クラウンズで勝ち、苦手意識がゼロに近くなった。」

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07年の2日目に今大会では15番となる319ヤードのパー4で池に入れたのが響いた「3番ウッドで1オンを狙ったけど、右に吹かしてしまった。」(中略)
他ホールの攻略法は「今まではどんなホールでもなるべくドライバーでグリーンの近くに打っていたけど、海外メジャーでトム・ワトソンと回ったりして、どうやったらバーディーが取れるかという攻め方に変わってきた。
タイガー・ウッズのようなロングアイアンの精度があれば、刻んだほうがピンを狙えることもある。多少長い距離が残ってもフェアウエーに刻んだ方がバーディーが取れると思えば、アイアンで打っていく」
08年大会では、片山晋呉らが使用クラブからドライバーを外した「あの時はありえないと思ったけど、今年は僕がドライバーを入れない可能性もある。アイアンで刻み通す攻めが通用するのは日本オープンだけ。試す価値はある」(以下略)

やや古い記事ですが、しばらくゴルフ関連のスクラップが溜まっているので、昔の記事を基に書いていくつもりです。

日本オープンはコースセッティングが難しいんですね。フェアウェーが狭く、ラフが深いということは、できるだけフェアウェーをキープしないとスコアを落としてしまいます。

下手をするとラフから出すだけになってしまいます。

さらに、グリーンが小さくて硬いとなると、なおさらフェアウェイキープ率が高くないときついです。ライの良いところから打たないと、ボールが止まりにくいからです。

こんなコースをラウンドすると、すごく疲れそうです。しかし、プロがこうした難しいコースで苦戦しているのを観るのが、私の密かな楽しみでもあります。

記事にあるように石川遼はドライバーでかっ飛ばして、アイアンやウェッジでピンに寄せる、という攻撃ゴルフが持ち味ですから、こうしたコースはあまり相性はよくないのだろうと思います。

しかし、こうしたコースでも優勝争いをするのが彼のすごいところです。もちろん、ドライバーが飛んで曲がらないのであれば、石川のようなアグレッシブな選手が俄然有利になります。

なぜなら、他の選手はアイアンで刻むので、長いセカンドショットやサードショットを打たなければいけないからです。

ただ、こうした難コースで4日間も、飛んで曲がらないゴルフを続けるのは至難の業です。

短いパー4

次に、15番のパー4について。319ヤードでパー4というと、プロの試合ではかなり短いです。もちろんタイガー・ウッズのような選手はイーグルを狙ってきます。

石川はドライバーじゃなくてスプーンで打つんですね。飛ぶ選手はいいですね。しかし、このときは右に吹かしたそうです。つまり、インサイド・アウトのスイング軌道で右に打ち出したが、ドロー回転がかからずにプッシュアウトになってしまったのです。

しかしこれは、遼くんがチャレンジした証でもあります。予選通過がかかっているなら、勝負をかけるのはプロなら当然です。

ただ、われわれアマチュアゴルファーの場合は、この攻め方はハイリスク過ぎるでしょう。やはりツーオンを狙っていくべきだと思います(笑)。

コース戦略の進化

次に、石川選手のコースマネジメントの変化について。私も10年の海外メジャー大会を見ていて、彼は攻め方が変わってきたな、と思いました。

それまでのどんなホールでもドライバーで打っていく、という若さあふれる攻め方も好きでしたが、コースセッティングが難しいコースではこれで勝つのは非常に難しいです。

というのも、特にメジャー大会では飛ばし屋がすんなり勝てないように罠が仕掛けてあるからです。

タイガーも今は王者で無くなってしまいましたが、以前の無敵だった頃は、全英オープンなどでの戦略が巧みでした。ティーショットでアイアンを握ることも多かったです。

遼くんも最近では0番アイアンをよく使っています。これで250ヤードほどは飛ばせるそうですので、強力な武器になりそうです。

片山晋呉選手も、ドライバーを入れないという選択には驚かされました。しかし、非常に賢いと感心した作戦です。ゴルフバッグにドライバーが入っていると、ついつい「ここで勝負!」と使いたくなってしまいます。でも、入っていなければ使いようがないですから。

飛距離にこだわらず、正確性を優先した片山選手の戦略には、私も見習いたいと思いました。

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